本の装丁メモ②

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「真珠採りの歌」

印刷所:ねこのしっぽ
表紙:エスプリVエンボス アラレ180kg
本文用紙:ねこ上質90kg

 

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天+地:20mm + 15mm
ノド+小口:22mm + 15mm
段間:10mm
フォント:源暎こぶり明朝
フォントサイズ:8.5pt
文字数:25字
文字間:0.7pt
行数:24行
行間:4.6pt

 

いろいろな意味で反省の多い本。
内容は気に入ってるんですがとにかく入稿関連でやらかした。
なぜかクラッシュするデータ!書き出せないPDF!ずれるページ!
印刷所の方に死ぬほどご迷惑をおかけしました。でも綺麗……。

ページ数が嵩みすぎてやばかったのでちょっと詰め詰め気味です。
ただ内容ががっつりエロだったのとハート喘ぎ盛り盛りだったので、
普段の私が想定してるよりは顔を近づけて読むかなあと思ったため、
文字自体は普段より小さめにはするけれど、文字数をあまり多くしたくない、
ということで折衷案の25文字です。
上質系の紙をはじめて利用しましたが、予想以上によくしなるので、
もう少しノドと小口を減らして25行にしてもよかったな、と思いました。

本の装丁メモ①

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「ひとりぼっちのにらめっこ」

印刷所:サンライズ
表紙:OKミューズキララ(ピンク)
   色刷り(蛍光ピンク×赤金)
オプション:ポイント箔押し・つや消し金
遊び紙:TSギフト-1 チョコレート 
本文用紙:ルンバピンク
本文オプション:色刷り(焦げ茶)

 

 

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天+地:18mm + 16mm
ノド+小口:28mm + 18mm
段間:10mm
フォント:しっぽり明朝
フォントサイズ:8.5pt
文字数:26字
文字間:0.2pt
行数:22行
行間:4.6pt

 

 

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ニンジャスレイヤーの物理書籍に着想を得たほんのり小口染めっぽい本。
ルンバピンクがわりとピンクなので断裁面はピンクっぽく、
手にとってちょっとずらしたり読んでいると遊び紙と繋がる茶色っぽく。

表紙は金→ピンクの順番で刷って少しだけ色が違うように見せる仕様。

 

中表紙は文字や図柄以外の部分に10%とかぐらいで色をいれることで、
逆に印刷していない部分が白刷りになっているようにみせられないかなと実験
紙がけっこうピンクなおかげでそれっぽく見えたかな……

A5本は全般に、普通の文庫本より大きいため顔から離して読むこと、
それから大きい分ずっと左右に限界開いているのも大変だと思うので、
フォントサイズは8.5pt以下にはしない、全体的に余白はゆったり、
指がかかるぎりぎりラインを狙うみたいなのを意識しています。
この本については思ったより分厚くなったので、
分厚い分もうすこし小口を狭くしてもよかったな……と思いました。