本のメモと後書き/七転八倒エモーション

表紙

表2-遊び紙/うっすら口絵

本文


七転八倒エモーション』

印刷所:おたクラブ
表紙:ファンタス・ウグイス 200kg
加工:ホログラムPP クラックドアイス
遊び紙:アートドリープ リズム
本文用紙:コミックペーパー ピンク 84kg

天+地:18mm + 15mm
ノド+小口:29mm + 11mm
段間:10mm
フォント:源暎こぶり明朝
フォントサイズ:8.5pt
文字数:27字
文字間:1%
行数:23行
行間:56%

 

一太郎設定画面

段組設定


若干ギチギチ気味だけど可読性を確保できて、かつノドにゆとりを持たせた組み方として今回春コミ新刊4冊中3冊に採用した段組。
結果かなり読みやすく、ただし天地がもうすこしバランスをいじれる気がしたので、4冊目(どうせなら馬鹿になって踊れ)では変更しています。

ノド・小口についてはかなり理想の形になってくれているので満足。
また、表紙の背景色に合わせて採用したファンタスうぐいすがかなり理想的な色になってくれたり、アートドリープの柄が良い感じになってくれたり、装丁の組み合わせとしては満足度の高い1冊でした。
本当ならばコミックペーパーのクリームを使いたかったところ、印刷所側で在庫がなかったため、試しにピンクにしてみましたが、かなり自然なピンク色で小説でも目が疲れない雰囲気になっていると思います。

 

以下後書き的なモノ。

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本のメモと後書き/スーパー(略)大作戦

表紙

表2-遊び紙

本文





 

『スーパーマジカルキラキライチャラブ大作戦』

印刷所:おたクラブ
表紙:アストロブライト ストロングピンク
加工:マットPP
遊び紙:カラートレペ ストロングピンク
本文用紙:タブロ 65.5kg
背幅:9mm

天+地:18mm + 15mm
ノド+小口:29mm + 11mm
段間:10mm
フォント:源暎こぶり明朝
フォントサイズ:8.5pt
文字数:27字
文字間:1%
行数:23行
行間:56%

一太郎設定画面

段組設定


春コミで出した本3/4で採用した段組。

タブロ、大好きな紙です。

表紙や遊び紙のビビッドな色味とギャップが出るかと思い採用。
本文108pですが本を持った瞬間軽いのが分かります。軽い。
よくしなるのでなんならノドがもう少し狭くてもなんとかなったと思いますが、大事をとってこのノドでよかったとも。
100p超えるならノドは28-30mmらへん教。

装丁はストロングピンクの紙に白印刷をばーんと乗っけた表紙。
おたクラブの白印刷、いろんなところの白印刷のサンプルを見た中でも特に色が濃い気がします。
文字の部分なんかはかなり真っ白に見えていますね。
反省点としては裏のハロの鼻提灯のところの白版を失敗しているところ……やっちゃったぜ……

 

以下、後書き

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本のメモと後書き/明るい夜をキミと歩く

表紙

表2-遊び紙

本文




(写真は後日)

 

『明るい夜をキミと歩く』

印刷所:おたクラブ
表紙:ケンラン グンジョウ 180kg
加工:全面箔 シャンパンゴールド
遊び紙:里紙 ねずみ
本文用紙:書籍用紙 70kg
背幅:8mm

天+地:18mm + 15mm
ノド+小口:29mm + 11mm
段間:10mm
フォント:源暎こぶり明朝
フォントサイズ:8.5pt
文字数:27字
文字間:1%
行数:23行
行間:56%

 

一太郎設定画面

段組設定


春コミで出した本3/4で採用した段組はこちらでも。
残りの2冊は嵩高紙で、こちらのみ書籍用紙でしたが、特に問題なく見られるかなと思います。
100pを超える小説のノドについては私は今後も28-30mmぐらいでやっていこうかな……

装丁はちょうどおたクラブで全面箔が実装されたため、急遽表紙デザインを変更して使用しました。
グンジョウはブラウザ上で出ているより少し褪せたような色味で、

www.heiwapaper.co.jp
こちらのページの色サンプルの方が印象に近いと思いました。
箔の色はブラウザで見た物とあまり違いが無いと思いますがただこれはデザインによる目の錯覚効果もあると思うので一概には言えない……かも。
あくまで全面箔プリントなので、箔押しのようなエンボス感は出ない代わりに、これ1pxぐらいしかないかも……みたいな細さの線まで再現されているのはメリットだと思います。
反省点として後ろのエンブレムがちょっと中心線からずれていますね……すみません……

 

 

以下、後書き的な本の内容について喋るやつ。

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本のメモと後書き/どうせなら馬鹿になって踊れ

表紙

表2-遊び紙

遊び紙-表3

本文

『どうせなら馬鹿になって踊れ』

印刷所:おたクラブ
表紙:アストロブライト レモン
加工:マットPP
遊び紙:前/ポルカ ソーダ 
    後/ポルカ サーモン
本文用紙:タブロ 65.5kg
背幅:9mm

天+地:18mm + 15mm
ノド+小口:29mm + 11mm
段間:10mm
フォント:源暎こぶり明朝
フォントサイズ:8.5pt
文字数:27字
文字間:1%
行数:23行
行間:56%

 

一太郎設定画面

 

段組設定


こちらだけ春コミで出した本の中で唯一段組が微妙に違います。
他の本が届いたときに若干天地のバランスが気になり修正したもので、こちらの方が気に入っています。
読みやすさにはそんなに影響がないと思うので完全に好みの問題ですね。

装丁です。
タブロ、大好きな紙です!

これも『スーパー(略)大作戦』と同じく表紙や遊び紙のビビッドな色味とギャップが出るかと思い採用。
良いあんばいだと思います。
内容的にもこちらはちょっとシリアスな雰囲気の話がありますが、向こうのバカエロっぷりにも、真面目な話にもタブロは馴染んでくれるので、本当に好きな紙。

遊び紙は前後にいれて、カップリングのイメージカラーにしてあります。

余談ですが、この表紙のデザインは延々と悩んで決めました。
その検討中に、
・サスペンス小説の表紙?
・最低でも三人は死にそう
・紙吹雪って血しぶきに見えるんだ
・社会派の問題作っぽい感じ
などわりと違う方向に好評で、デザインの難しさを感じました。
写真はピニャータで、タイトルが先に決まっており、
「馬鹿」→馬
踊れ→パーティ→馬形のピニャータ
みたいな連想で決めたんですが、それがよくなかったのかも。

 

以下、後書き的なやつ。

 

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本の装丁メモ⑤

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「密室の白昼夢」

印刷所:ちょ古っ都製本
表紙:アラベール スノーホワイト160kg
遊び紙:色上質(空色)前後
本文用紙:淡クリームキンマリ90kg

 

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天+地:25mm + 15mm
ノド+小口:20mm + 13mm
段間:10mm
フォント:はれのそら明朝
フォントサイズ:8.5pt
文字数:25字
文字間:0.6pt
行数:30行
行間:2.4pt

これも実はやっちまったブックスで、ノドと小口の広さ、逆です。
やっちまったな……。
相当薄い本なので、本の断面に指かからないから小口を広くしようね~、
とか思ってたのに逆にして……愚かな……

再録がほとんどなのととにかくページ数をけずりたかったため、
自分の中だとNGがでるぐらい行数がみっちみちです。
自分でよみかえしたらやっぱちょっとみちみちしてたので、
せめて28行ぐらいにしようとおもった……

本の装丁メモ④

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「潭月の洞」

印刷所:ちょ古っ都製本
表紙:ペルーラ スノーホワイト180kg
本文用紙:淡クリームキンマリ90kg

 

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天+地:25mm + 16mm
ノド+小口:20mm + 25mm
段間:10mm
フォント:IPAex明朝
フォントサイズ:8.5pt
文字数:25字
文字間:0.7pt
行数:24行
行間:3.7pt

 

みんなだいすき!ちょこっとせいほん!!
少部数の味方……ちょっとよくわからないぐらい印刷代がやすい……。
表紙の印刷がめちゃくちゃきれいとかではないですが、特に問題はないです。
今回みたいな濃色の表紙だとちょっと背の方のがたつきがきになるかな……
でもあんまり気にしなければ全然……いいと思う……
ペルーラがフランクに使えるのも好き きれい……

これ、もうちょっとノンブルの位置を考えれば良かったなと思ってます。

本の装丁メモ③

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「ソロモン王の頼みなら調停者は断れない」

印刷所:ポプルス→(再版)→ブロス
表紙:ホワイトポスト 180kg
オプション:ホログラムPP(ハート)
遊び紙:ルシオライト 中厚口(70kg) 蛍光ピンク
本文用紙:美弾紙ノヴェルズ

 

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天+地:25mm + 16mm
ノド+小口:20mm + 25mm
段間:10mm
フォント:源暎こぶり明朝
フォントサイズ:8.5pt
文字数:25字
文字間:0.7pt
行数:24行
行間:3.7pt

この書式設定が私の同人小説の基本………かも……しれない。
あとはフォントとか雰囲気とかによってかわりますがとにかく余白多めでゆったり。
そのせいでページ数がかさむのはまあそうなんですけど……
目が同じ行をいったりきたりせず、ぼんやりうとうとしながら読んでても読みやすい、
ねっころがってごろごろ読むのに丁度良いサイズをこころがけてます。

これもけっこうやっちまったシリーズ、というよりも再版の時、
うっかり表紙のデータをRGBからCMYKに手元で変換するのを忘れてぶっこみ、
結果くすんでしまったという曰く付きの本。
とにかくホロハートPPと蛍光ピンクの遊び紙だけはやりたい!
でも初版の時のポプルスさんにもうピンクの遊び紙がない!!
というわけでブロスさんに変更しましたが、爆速印刷で対応も丁寧、
とてもよかったです。
ちなみにポプルスさんも前からページ数がかさむときはお世話になってます。
少部数でページがおおくなっちゃう人間の味方……。